2020年10月15日  「キノコ」と「クマ」!

少し気温は低めで秋晴れの好天、里山日和でした。16名の出席です。

始めに自然園園長さんより「クマ情報」についてお話しがありました。先月9/18~9/25の1週間に各所の監視カメラに親子連れ立ってのクマ、親グマだけ、子グマだけ等の「クマ」が写っていた回数「石頭(いしなずこ)4回、やすらぎの広場6回、こならの広場3回」計13回とのこと、また、動画には警報音に驚いて逃げ去る様子も残されていたとのことです。写っている時刻は早朝5:20、6:21や、午後16:21の日没前の時刻もあり、夕方のたそがれ時にも活動しているとのことでした。今は冬眠前の栄養を付ける時、クマは食べものを探して動き回っていることが監視カメラの状況からも窺えます。

本日もクマ対策を念頭にこならの広場から大休場、引き返してやすらぎの広場から竹林、さくらの広場からこならの広場経由でふるさと館に帰るコースを歩きました。山道入口の日本柿はクマ対策としてすべて収穫したとのこと、柿の木にはまだ紅葉していない緑の葉だけが残っています。

爽やかな秋の空気を胸に海の見える丘へ、今日は県庁も濃い青みがかった日本海もきれいに見えました。こならの広場までの山道に落ちていたドングリで気が付いたのは4個です。多い時は道幅いっぱいがドングリに覆われてドングリを踏みしめて歩いた年もありましたが、今年は格別に少なく思います。「クマ」達にとっては大変な年だということは落ちているドングリだけを見ても理解できます。

三王坂遊歩道に入ると今日もいろいろな「キノコ」が出てきました。道脇の斜面に連なって生えている「密なキノコ」、上に連なって伸びている「タワーキノコ」、枯れ木に花が咲いたような「花のキノコ」と勝手に名前を付けて歩きます。大休場で大休止、戻って竹林へ。竹林手前の大きなアベマキの木の枝が折られて地面に落とされています。「クマ」が落としたものでしょうか?「アベマキの実=ドングリ」が食べられて皮だけが残っています。

1キノコ1

2キノコ2

3キノコ3

5キノコ5

さくらの広場では栗の樹の樹上高くに「クマダナ」が作られていました。樹の下にはたくさんの栗のイガが落ちており、スプーンで実をこそげとって食べたような皮も落ちています。「クマ」は上手に、そしてきれいに栗を食べる証拠を残していました。約1時間40分、6,500歩、「キノコ」と「クマ」のことを話しながら歩きました。

(文:I ,写真:Y )

2020年10月15日

ゆめたねロゴ太.png

ゆめのたねホームページはこちら
プログラムの紹介や募集をおこなっています