2018年5月1日  「宝乗寺の道」探索!

5月3日(木)に予定していましたが、当日大荒れの雨とのことで、天気の良い5月1日(火)に実施することで、確認したら、7割の人が参加するとのことでしたので、変更しました。

参加者6名とOさんが、宝乗寺から逆コースで向かい途中で落ち合うことになりました。また、帰りの車両2台確保できることになり、お天気も良く、帰りの心配もなく安心して散策することになりました。

9時芝生広場に全員揃い、「宝乗寺の道」古地図・道標の資料でオリエンテーション、「夕日寺歩道」から「コナラの広場」経由で大休場、追分で10:20となりました。「車辻道標」(1792)の記載文字確認すると、現在の位置では、案内方向が合わないこと分かり、道の山側にあったのではないかと思われます。

1車辻道標車辻道標

10:40釣部B遺跡から、今は通ることのない下り山道へ入る。道幅は、山王往来と同じ1.5~2m、草はまだ大きくなかったので、歩きやすかったのですが、終末の急坂では竹が蔽い重なるように道を防いでおり、苦労しました。また、出口付近は、土砂崩落がありやっとの思いで、11:15上涌波道に出る。ところが、Oさんご夫妻が冷たい飲み物で待ち受けていました。地獄で仏とは、このことと皆感激し、英気を養う。

2竹が塞ぐ道竹が塞ぐ道

11:25最大の登り難所を出発する。泥岩の山道は、階段状になっているが、風化され落葉がで隠れ、且つ濡れているので慎重に慎重に、登りきる。途中尾根に出て、涼しい風と眼下の朴ノ木の花に一息つく。登り着くと上涌波道標(1774)がある。舗装された林道を500m程行く。

5上涌波道標上涌波道標

12:00石堂前道標到着。七面山と見立てた医王山を背景に建てられていて、近世のものと言われている。50m先の「宝乗寺入口山道」に入る。緩やかな下り道を行くと、Oさんが迎えに来てくれました。間もなく急な下りとなり倒木濡れた山道となりやっとの思いで、「宝乗寺石灯」で終点。「宝乗寺」到着12:40でした。

7石堂前道標石堂前道標

10宝乗寺石灯宝乗寺石灯

山門をくぐると住職が不在とのことで、寺総代が待ち受けて下さいました。泥を払って、荘厳で手入れが行き届いた本堂内に案内され、お茶まで用意して頂きました。食事後、寺総代の丁寧な説明、金沢城の鬼門にあたり、前田藩から加護されていたようです。本堂から「宮崎寒雉の釣り鐘」「一の宮 八幡宮」を登り、ご神木「三谷の大杉」通り、「七面堂」へ、ここでは、住職の奥様も加わり、運慶作の御尊像や左甚五郎作の狛犬など近くで隈なく拝観させて頂きました。三谷出身のOさんは、話題が多くあり女性群と帰ることを忘れているようでした。

14三谷の大杉三谷の大杉

16運慶作七面大明神運慶作七面大明神

18左甚五郎作狛犬左甚五郎作狛犬

「宝乗寺願懸け道」探索は、大変な道で苦労をしましたが、想い出の残るコースで、且つ、「宝乗寺」での丁寧なもてなし、良い天気と怪我もなく元気に終了出来たことに感謝しながら、帰路につきました。15:00夕日寺自然園駐車場着

2018年5月1日

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