2019年6月6日 キイチゴの道
梅雨入り前の貴重な晴れ、出席者13名で法師山往復のコースを歩きました。
里山入口の柿の木の葉も繁り、小さな実も付け始めました。その葉と小さな実で重くなった木の枝が山道を蔽っています。山道に入ると木陰になって暑さも少し和らぎました。途中何か所かで山桜の実(サクランボ)を食べた痕跡のある小さな糞が落ちていましたが、山の小さな生き物達の落とし物でしょう。
こならの広場で休憩、白色の「ササユリ」1本が蕾の「ササユリ」1本と一緒に立っており、その近くに小さな「ツルアリドウシ」が小さな白い花を咲かせていました。今日はどの場所からも白山も、大門山も雲の中で見えません。林道出会いに到着すると白い十字の花を咲かせた「テイカカツラ」が満開です。そして木に絡って上に伸びたツタが白い花の大きなツリーとなって何本も立っていました。
遊歩道右に入って伝燈寺歩道(アザミの道)から北辰広場へ向かいます。道の真ん中に黒い大きな糞が落ちていましたが、これは山の大きな生き物(クマ?)の落とし物でしょうか。また、その近くに白色の「ササユリ」も1本咲いていました。「アザミ」の花もたくさん咲きだしました。その近くにオレンジ色に熟した「キイチゴ」が緑の葉に混じってたくさん実を付けています。口に含むととても甘くて、雑味のない自然の甘さでした。これからはこの道は(アザミの道)and(キイチゴの道)です。
北辰広場にある新しい案内標識が激しく齧られていましたが、これも山の大きな生き物達(クマ?)の噛み跡でしょうか。約2時間、8,000歩、2本のササユリと活動する生き物達の痕跡に触れた里山歩きでした。
(文;I、写真:U)
2019年6月6日