2020年10月22日  受難の年!

午後から雨の天気予報でしたが、午前中は曇り空、14名の出席でした。

この1週間、毎日のように県内各地で「クマ」出没、人身被害の状況がニュースとなっていますが、自然園の駐車場からの入口に「「三王坂往来」で「クマ」が昼間にも出没しているので注意」の看板が設置されていました。

1熊は出てます看板

今日も「クマ」に注意を念頭にこならの広場から大休場、引き返してやすらぎの広場、竹林、水仙の丘まで、帰りはこならの広場経由でふるさと館に戻るコースを歩きました。今日は風もなく、歩きだすと汗が出る暑い里山歩きです。こならの広場から三王坂遊歩道に出ると笹が刈られて道幅が約2mの山道になって広くなっていました。

先週までいろんな種類の「キノコ」が賑やかに顔を出していましたが、今日はあまり顔を出していません。2,3日好天続きで乾燥していたからでしょうか。大休場の「マユミ」が更に桃色に色付いてきました。その実が4つに割れて中に朱色の種も見えます。「ムラサキシキブ」も紫色の小さな花を咲かせています。

2ミゾソバ

3イヌタデ アカマンマ

4カラタチの実

5ノブドウ+ノイバラ

6紅葉ウルシ

7アキノキリンソウ

8紅マユミ

小休止の後、引き返して三王坂遊歩道を水仙の丘へ。静かに歩くよりもと皆で「しりとりゲーム」をしながら歩きました。14名でのしりとりが何回か回った後は歌が出てきて更に賑やかな集団になって歩きましたがクマ達に聞こえたでしょうか。さくらの広場を過ぎてからの道は地面の草も繁って暗い感じの道となりました。途中の大きな「アベマキ」の木の下には「クマ」が噛み落とした太めの枝が落ちています。

9水仙畑の熊調査

10熊爪痕1

12柿の木熊棚

13熊食残

14熊糞

15テングタケ

水仙の丘に到着、4、5本の柿の木に渋柿が生っています。柿の木には「クマ」が登ったり下りたりした爪跡がハッキリ残っていました。大きい爪跡、小さい爪跡、新しい糞、少し前の糞、2ヶ所の「クマダナ」。食べものを探して活発に動き回っている「クマ」の痕跡をしっかり確認しました。特に柿の木に残されていた「クマダナ」は初めての目撃です。クマ達にとって今年は食べもの探しをしなければ生き残れない受難の年の証拠です。

約2時間、7,500歩、クマの痕跡を幾か所も確認したトレジャー倶楽部でした。

(文:I ,写真:M )

2020年10月22日

ゆめたねロゴ太.png

ゆめのたねホームページはこちら
プログラムの紹介や募集をおこなっています